2021年のステージ足元を備忘録として記録しようと思います。まずは4/11にVeats Shibuyaで開催された月蝕會議のライブにギター&バンマスで出演した際のセッティング。
足元は昨年から大きく変化のないセッティングとなっており、LINE6のHX stompを基本とした音作りになっております。月蝕會議での音色セッティングは1つだけなので非常にシンプルです。
使用ギターはグランドリオンと6弦式7弦ギター。HX stompでプリアンプ的音作りをした後、パワーアンプを通してキャビネットスピーカーを鳴らします。パワーアンプは以前自作した物です。
ステージ上の演奏スペースはこんな感じです。
続きましては7/4にLINE CUBE SHIBUYAで開催された、声優山崎はるかさんのライブ「HARUKA YAMAZAKI LIVE 2021 ~Mystère~」ギター&バンマスで出演させて頂いた際のセッティング。
使用ギターは、この日のステージの数日前に完成したグランドリオン2。念のためサブとしてメギドファイアも用意しましたが、出番はありませんでした。
足元は引き続きLINE6のHX stompですが、今回からは意を決して、マニュピレーターからのMIDI信号受信による完全オートスイッチングに挑戦してみました。ただ今までの延長でBOSSのES-5を使ってHX stompをコントロールしていたので、マニュピレーターからのMIDI信号でES-5の方を操作する形になっています。つまりHX stompを動かすためのMIDI信号をES-5が送信し、そのES-5を動かすためのMIDI信号をマニュピレーターが送信していたので、二重にMIDIを送信しているんですね。どうも10回に1回程度うまくスイッチングできない時がありました。次の現場までに改善せねば。まあ、その場合は手動(足)でスイッチを切り替えましたが、それでもずいぶん楽になりますね。ギターソロの時に何もしなくてもギターソロの音色に切り替わるんですもの。小節や拍数単位で細かくスイッチングを制御できます。
こちらは自分の立ち位置からの景色。iPadで譜面を表示させながら、iRig Blue Turnでページを送ります。
パワーアンプはOrangeのPedal Babyに戻しました。前回のパワーアンプはどうも音がヌルいと言いますか、Pedal Babyのほうが力強い感触だったんですよね。せっかくノックダウンしたのに残念。そしてPAへの音の送りは全てUniversal AudioのOX amp top box行いました。キャビは念のためのバックアップでしかなく、かなり小さい音でしか鳴らしていません。
HX stompでプリアンプ的に音を作り(デジタル)、Pedal Babyでキャビを鳴らすために電力を増幅し(アナログ)、キャビシミュレータであるOXで音作りし(デジタル)、PAに音を送り、オーディエンスに音が届きます。なかなか変な状態ですね。次からは完全にデジタルで良いかも。OXの音作りはiPadで行っています。
2021年の現場を経て、2022年予定されているステージでのセッティング案が見えてきました。結局キャビネットスピーカーを生で鳴らす必要もないので、完全デジタルで生音無し、スイッチングもフルオートで行うセッティングを予定しています。