現在使用しているメインPCをラックマウント型ケースに変更し、若干の仕様変更を行いました。
仕様変更前の状態がこちら。自分でウレタン塗装を施した赤いケースです。
2018年に製作し、こちらに記事も掲載しております。もう3年も経ってしまったんですね。
さて今回のケース変更の動機ですが、もちろんラックに収めたかったからに他なりません。メインPCを車に積載して移動することも多いので、その為に持ち手の付いたケースを選んでおりましたが、理想的なラックマウント型ケースに出会えたらいつでもケース変更を行いたいと常々考えておりました。しかしながらラックマウント型のケースはサーバー用に特化されたものであったり、ケースの厚みが足りなかったり、その他の様々な部分で理想とはかけ離れておりました。
※「ラック」とは19インチラック規格のことで、多くの業務用音響機器や映像機器、サーバー等に使用される統一規格のことです。
そんな中、2020年9月にラックマウント型ケースを数多く発表しているSilverStoneから素敵な4Uラックタイプケースが発売されていたことを知りました。その名もRM42-502というケース
4Uの厚みがあるので、サイドフロータイプのCPUクーラーも少々の大きさのグラフィックボードも搭載可能です。これしかないと思い即購入ボタンを押しました。
こちら到着したケース。十分な広さがあります。ただ想像よりも重量がありました。運搬性を求めてラックマウントタイプを選択したのに、重くて持ち運びに苦慮すると本末転倒ですので、思い切って全てのHDDをSSDに変更することにします。本当はPCの構成をガラりと変更しようとも考えたのですが、まだまだスペック的には十分でしたのでマイナーチェンジに留めます。
というわけで今回用意したのがこちら。
排熱と静音性には神経質でして、ファン類は全てオーストリアのNoctua製を揃えました。CPUクーラーは現在のものが高さ超過で搭載できないためにNoctuaの背の低いものに変更。そしてSSDの搭載を楽にするために2.5インチSSDを4台搭載可能な5インチベイ用モジュールラックも購入。さらにBluetoothや無線LAN環境強化の為にPCI-Express規格のワイヤレスアダプタも導入しました。
CPUクーラー Noctua NH-U9S chromax.black(¥8581)
ファン Noctua NF-A12×25(¥4800)×2台
それではケースの引っ越しをしていきます。
新ケースの厚みの制約でこちらのCPUクーラーは退役です。
マザーボードを取り外しました。
新しいCPUクーラーと共に新ケースにマザーボードを設置完了。
ケースファンや電源も移設。
2.5インチ4台搭載モジュールラックのデフォルトファンもNoctuaの小さなファンに交換します。静音性には神経質なので。
全てのパーツを移設し、新規パーツの搭載も終え、配線もまとめました。
続いてお馴染みモノタロウで購入したキャスターをラックケースに取り付けます。念のため2サイズ買ってみて、大きい方を取り付けることにしました。
今回のラックマウント型PCケースを収納する4U19インチラックケースはCLASSIC PROです。
スッキリしました。これで乱暴に運搬できます。ただ随分と重くなってしまいました。今までのPCは14.9kg。今回のPCは15.4kg。そこに4Uのケース8.25kgが加わって最終的な重量は23.65kg。キャスターが無ければキツいですね。
ラックケースの蓋を取るとこんな感じ。普段はこの状態で使います。
背面はこちら。
フロントパネルを開いてスイッチを入れるのがひと手間多くて少々面倒です。
ワイヤレスアダプタのアンテナが増えました。排熱にこだわったのですが、実際の作曲作業中の計測値は下記のような感じです。きちんと熱が逃げるPCになったと思います。
ケースの引っ越しついでにHDDを廃止で来たので、しばらくはこのPCで頑張れそうです。前回組んだのが2018年ですので、2022年頃にでもCPU含め新しい構成にできればな、なんて考えております。