オリジナルギター3 「メギドファイア」

2014年の夏頃に完成した第3のオリジナルギター「メギドファイア(Megiddo Fire)」。第2のオリジナルギター「チキンナイフ」を製作してくださった高橋職人にお願いいたしました。今までのボディシェイプはテレキャスタータイプ、レスポールタイプと来ていたので、全く新しい形状にしたいと思い、全体のシェイプを初めて自分でデザインしたこの世にたった1本の形状です。ピックガードやプレートの雰囲気からFender社のジャガーなどと思われることもありますが、どちらかというとGibson社のファイヤーバードのノンリバースタイプのシェイプを意識してデザインしました。

 

音色的には、今まで1本も所有したことが無いFender社ストラトキャスター等のシングルコイルギターへの憧れから、アルダーボディ、メイプルネックとなっております。ただし演奏性は今までのオリジナルギターと同じ物を求めますので、様々な個所はグランドリオンを踏襲して作ってあります。

 

 

完成以来ステージでのメインギターとなっているため、やはり鋲ベルトによる塗装剥がれが酷いです。

 

 

当初はピックアップ類もシングルコイルでストラト意識でしたが、結局いつものサウンドでなければ満足できなくなり完成直後に改造しております。グランドリオンと同じく、リアP.UはSeymour Duncan社のSeth Lover model™(SH-55b)、フロントP.UはDimazio社のTwang King Neck(DP172)です。センターP.Uは貰い物のDimazio社のHS-4(DP217)が載っていますが、今まで1度たりとも使ったことがありません。ブリッジやテールピースはその辺に転がっていたジャンクパーツです。自分でタップ切り(ネジ溝形成)を行い、細い六角レンチで締めるとスタッドに固定されるようになっています。

 

 

完成時はかなり複雑な回路構成にしていたのですが、結局使わない事に気付きシンプルに改造しました。左のツマミから、センタートーン、センターボリューム(ハイパス)、フロントボリューム(ハイパス)となっています。リアP.Uはセレクター直結です。小さなトグルスイッチ類は今やどこにも繋がっていない飾りです。

 

 

完成後にネックに重症な反りが出てしまい、それを修正するために削ったためにグランドリオンよりもだいぶ薄いネックになってしまいました。

 

 

ヘッドの形状、メギドファイアロゴも自分でデザインしました。

 

 

「チキンナイフ」でGOTOH社のマグナムロックを採用して後悔しましたので、グランドリオンと同じく同社のマグナムロックトラッドを搭載しました。ギア比1:21のものにしてありますので(普通は1:15や1:18等)、たくさん巻いてもなかなか弦が巻けません。つまり非常に細かいチューニングが可能となっております。

 

 

剥がれて露出した木部。やはりマホガニーとは色が異なりますね。

 

 

 

 

以下、本機の主要な仕様です。ヘッド角が無い点、ボリュート加工が無い点、そして仕様木材や、トラスロッド材質、ナット材質以外はグランドリオンと全く同じ仕様となっています。

 

・セットネック(メイプル)

・指板はエボニー

・ホイールタイプトラスロッド(チタン製)

・ネックにはカーボンサポートロッド

・ステンレスジャンボフレット

・アルダーボディ
・セットネック箇所はSNカット(ヒールレス)
・フロントP.UはDP172、フロントP.UはDP217、リアP.UはSH55b
・ペグはGOTOH  マグナムロックペグ(ギア比1:21)。
・ブリッジはTune-O-matic、サドルはグラフテック。
・ナットはニッケルシルバー

・フロント&センターP.UにはハイパスVol(100pF)、リア.P.Uはセレクター直結

・ストラップピンはDimazio社のCliplock

 

 

こちらは製作時の図面。すべて自分で製図しました。

 

コントロールサーキットも18通りの音色セッティングを可能にし、かなり複雑な仕様になっていました。

 

第1完成時の写真。外観としてはピックアップが違うだけです。

 

 

ピックアップは全てDimazio社。フロントがVirtual Vintage ’54 Pro(DP408)、センターがHS-4(DP217)、リアがPro Track(DP188)でした。しかしどれも好みに合わず。装飾として、大好きなMOTHERシリーズのフランクリンバッジ(MOTHER3発売時のGBA付デラックスボックスの限定非売品特典)を埋め込んでおります。

 

 

 

完成時。オリジナルギター1~3。

 

 

こちらは製作前にアルダー材の切り出しを相談しているところ。

 

 

木材入手時に既にテンプレートは出来上がっていました。

 

 

完成予想図。

 

 

毎度おなじみのカーボンサポートロッド×2。幾度となくレスポールのネックを折ってきた身としてはこれがないと不安なのです。

 

 

ピックガードとプレート。ジャガー風ステンレスプレートやシングルP.U用エスカッションはお馴染み「箱屋」様に特注しました。

 

 

ネック接合後の未塗装状態。

 

 

今までよりもヒールレスを深くえぐって貰ったのでハイポジションの演奏性が向上しました。ただ、滅多にハイポジションを弾きません。

 

 

初のメイプルネックギター。硬い木材ですので非常に安心です。音も悪くありません。

 

 

ヘッドの形状もお気に入りです。

 

 

本器はバインディング無しだったのでボディのふちが滑らかで柔らかい印象です。