2024年ステージセッティング備忘録

2018年から毎年恒例となりましたが、2024年のステージ足元を備忘録として記録しようと思います。相変わらず2022年の4月頃から、サポート現場ではギタープロセッサー(シミュレーター)による完全LINEシステムとなっており、すっかり代わり映えしません。

 

まずは4/9に恵比寿LIQUIDROOMで開催された「THOR’S HAMMER」というアイドルライブイベントでのセッティング。我々GEEKSとしてTENRINGILTY×GILTYという2つのアイドルグループ様のバックバンドを担当させて頂きました。

有線イヤモニの場合は、立ち位置の右側にミキサーを置くのがデフォルトとなっています。ヘッドシェイプ改造を施したファンフレットギターも実践投入。

結構広いです。

音の流れはシンプルにチューナーを経てHX stomp、そしてVolペダル改造D.IからPAさんの元へ。このチューナーはWALRUS AUDIOのCanvas Tuner(WAL-CANV/TU)。このチューナーがすごいんです。音をスルーアウトしながら常時チューニングできるし、±0.1 セントの精度だし、反応速度は速く、ストロボ限定じゃなく、これらを全て満たす品をずっと探していてついに出会ったという感じです。画面表示も90度単位で回転できるし、色のカスタムもできるし、無意味に写真なども待ち受け表示できるし、個人的には現時点でこれ以上無い理想のチューナーだと思っています。ただちょっとだけ高いのが欠点。

 

続きましては5/4に所属レーベルEVIL LINE RECORDSのフェス「EVIL A LIVE2024」に月蝕會議で出演した際のセッティング。6年ぶりの開催で、場所は東京ガーデンシアターです。

ステージセットもかっこいい。僕の陣地はこんな感じ。

月蝕會議だけでなく、声優ユニットイヤホンズと二次元コンテンツカリスマのバックバンドも務めました。

各曲内での使用音色が少なかったのでこの日もHX stompで完結できました。ギターの持ち替えがあったので入力はABボックス

カリスマのステージではギターを置いてボンゴを全力演奏しました。

大きな空間で楽しかったです。

 

続きましては9/4に川崎CLUB CITTA’で開催された「THOR’S HAMMER 2nd」というアイドルライブイベントでのセッティング。我々GEEKSとしてGILTY×GILTY、TENRIN、AdamLilithガガピエロの皆様のバックバンド担当させて頂き、全34曲やりきりました。1日の同じステージで34曲演奏したのは個人的には最多記録です。

なぜかPAさんが僕用に真っ赤なマイクを用意してくれました。

セッティングは相変わらずHX stompが軸。チューナー画面が横向きになっているところがこだわりです。

おなじみCLUB CITTA’の天井の星。

この日は楽屋での空き時間でオンライン会議に参加していました。

 

次は9/22NHK大阪ホールでの、カリスマによる「カリスマジャンボリーツアー」。ギターは改造ストラトファンフレットギター

実にNHK的なホールです。

とてもかわいいステージセット。

同じセッティングで、9/28、29の日本工学院アリーナ。カリスマジャンボリーツアーの東京公演です。

照明も綺麗。

カリスマのライブでは、ギター以外にボンゴ、ウィンドチャイム、スレイベル、サンプラーによる効果音出しも担当しています。

この日の陣地はこんな感じ。

とっても楽しいツアーでした。

 

次は11/25に渋谷Spotify O-EASTで開催されたTENRIN様のワンマンライブ。

セッティングはほぼ変わらず。

背面が全部スクリーンで時代の流れを感じます。

良い1日でした。

 

次は声優堀江由衣様の「堀江由衣 LIVE TOUR 2024-2025 文学少女倶楽部III~The Walking YUI~」のセッティング。実に2年半ぶりのツアーです。まずは12/28、29のNHK大阪ホール公演。

久しぶりにHelix LTを駆使し、マニュピレーターからのMIDI信号で完全制御の音色コントロール。曲中にも小節単位、拍単位で目まぐるしく音色が変わります。ボリュームペダルはステレオ仕様のKORGのXVP-20

陣地はこんな感じ。

エレキは改造ストラト、アコースティックギターはGibson Japan様にFirebirdという機種を借りました。きちんとした作りで、かつよくメンテナンス・調整されたアコギってこんなにも弾きやすいんですね。知りませんでした。

きちんとしたハイグレードなアコースティックギターをきちんと弾いたのは実は初めてです。過去のセッティング記事でも言及していますが、4万円くらいのTAKAMINEか、路上で拾った1万円くらいのアコギしか持っていなかったので。

これにて2024年のステージはおしまい。

 

同ツアーの東京公演が年明けて2025年の1/4、1/5で開催されました。場所は大宮ソニックシティ大ホール。2025年のステージですが、ほぼ2024年みたいなものなのでこの記事に記します。

とっても立派なホール。

セッティングは大阪公演と同様です。

このツアーを機に上質なアコースティックギターが欲しくなり、直後Gibsonのハミングバードを入手しますがそれはまた別のお話。

2024年はステージセッティングに大きな変化はありませんでした。

2025年こそ食指が動く新製品が発売されて欲しいなあ。